スマホで住宅ローン手続きを進める利用者と新居のイメージ

結論:auじぶん銀行の住宅ローンの強みは、上乗せ金利0円で付く「がん・4疾病50%保障+全疾病長期入院保障+月次返済保障」です。事務手数料は借入金額×2.20%(税込)とネット銀行の標準的な水準なので、同じ手数料率の他行と比べるなら「無料で付く保障の厚み」が実質的な差になります。ただし上乗せ0円の特約付き団信は借入時年齢が満50歳以下の方が対象で、ペアローンで連生団信を選ぶ場合は上乗せ金利が発生します。

  • 2026年9月時点の適用金利と、物件価格に応じた上乗せの仕組み
  • 事務手数料・繰上返済・条件変更まで含めた諸費用の全体像
  • 単独の団信とペアローン連生団信で変わる上乗せ金利

auじぶん銀行のロゴ画像です「スマホで銀行取引を完結できるスマホ銀行」をコンセプトにしたauじぶん銀行は、KDDIと三菱UFJ銀行が出資するネット銀行で、無料で付帯する手厚い疾病保障と低金利を武器に住宅ローンを提供しています。

注目ポイント

  • 変動金利、10年固定金利で特に競争力の高い金利を実現
  • 申込み~契約までネットで完結 住宅ローンの契約手続きをネットで完結でき、手続きがスピーディー。
  • 上乗せ金利0円で「がん・4疾病50%保障+全疾病長期入院保障+月次返済保障」が付帯
  • いろんなコストが「0円」で負担軽減
    • 団信(団体信用生命保険)の保険料 → 0円
    • 保証料 → 0円(※2)
    • 一部繰上返済手数料 → 0円
    • 疾病保障の保険料 → 0円
    • 資金移動 → 0円
    • 収入印紙 → 0円
  • わずかな上乗せで保障をさらに手厚くすることも可能

住宅ローンを借り入れする際にはさまざまな諸費用がありますが、auじぶん銀行では負担軽減のため6つの「0円」を導入しています。

※1 疾病保障の付帯は借入時年齢が満50歳以下の方が対象です。

※2 審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。

住宅ローン概要

非常に速いペースで住宅ローン残高を積み上げてきたauじぶん銀行の住宅ローン。人気を集める理由は、金利の低さやサービス内容に加え、「スマホで完結する住宅ローン」というネット銀行ならではの利便性にあります。ネット銀行からの借り入れに抵抗がない層を中心に、支持を広げています。

このサイトでは、表面金利の低さだけでなく団信・諸費用を含めた”総支払額”の観点でauじぶん銀行を見ていきます。

2026年9月の適用金利

当編集部が2026年9月1日にauじぶん銀行の公式金利ページで確認した適用金利は次のとおりです。

金利タイプ新規借入借り換え
変動金利(全期間引下げプラン・物件価格の80%以下)年1.134%年1.179%
変動金利(全期間引下げプラン・物件価格の80%超)年1.179%
当初固定10年(当初期間引下げプラン)年3.270%年3.315%
当初固定20年(当初期間引下げプラン)年3.890%年3.935%
当初固定35年(当初期間引下げプラン)年4.605%年4.650%

注目したいのは「物件価格の80%以下」かどうかで変動金利が年0.045%変わる点です。自己資金を2割用意できるかどうかが金利に直結する設計になっており、頭金の準備が総支払額に効いてきます。また変動と当初固定では引下げの仕組み自体が違います。当初期間引下げプランは固定期間が終わったあとの引下げ幅が変わるため、10年後・20年後の返済額まで見て判断する必要があります。

事務手数料は2.20%。見落としやすいのは「固定金利中の完済」

auじぶん銀行の事務手数料は借入金額×2.20%(税込)で、ネット銀行としては標準的な水準です。借入3,000万円なら66万円が初期費用に乗ります。保証料は原則0円、一部繰上返済手数料も無料です。

費用の項目auじぶん銀行見るポイント
事務手数料借入金額×2.20%(税込)借入額に比例。金利差0.05%程度なら手数料で逆転することもある
保証料原則0円審査結果により保証会社利用時は保証料相当額を金利に上乗せ(別途支払いはなし)
一部繰上返済手数料無料こまめに返して総利息を圧縮しやすい
全額繰上返済(期日前完済)変動金利適用中は無料/固定金利適用中は33,000円(税込)固定期間中の借り換え・売却を想定するなら要注意。契約ごとに発生
固定金利の再設定無料変動から固定へ切り替える際の手数料がかからない
条件変更手数料5,500円(税込)返済期間の変更などで発生(別途印紙代)
証明書発行手数料各770円(税込)残高証明書・利息証明書・取引記録照会

※2026年9月8日にauじぶん銀行公式サイトで確認した内容です。

総コストの観点で見落とされやすいのが「固定金利適用中の全額繰上返済は33,000円(税込)」という点です。一部繰上返済は無料なので「繰上返済はすべて無料」と誤解されがちですが、固定期間中に売却・借り換えで完済する場合は手数料が発生します。逆に、変動金利で借りている間の完済は無料です。詳細はauじぶん銀行 公式「手数料・諸費用」で確認できます。

低金利

店舗を持たないネット銀行だからこそ実現できる低金利で、ネット銀行の中でも金利が低めに設定されています。特に変動金利と10年固定金利の競争力が高いのが特徴です。また保証会社を使わない仕組みを採用し、原則として保証料も不要で借入可能です(審査の結果、保証会社を利用する場合は保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません)。なお、変動金利には上昇圧力がかかる局面が続いており、2026年9月も一部の大手行が変動金利の適用金利を引き上げています(三菱UFJ銀行は新規借入の変動金利を年1.195%=2026年9月1日現在)。ただしすべての銀行が同時に同じ幅で動くわけではありません。auじぶん銀行の適用金利は借入日時点のものが適用されるため、申し込み時点の金利がそのまま確定するわけではない点に注意してください。

上乗せ金利0円の疾病保障が充実(がん・4疾病50%保障、全疾病長期入院保障、月次返済保障)

auじぶん銀行の住宅ローンは、一般団信に加えて複数の疾病保障が上乗せ金利0円で付帯します(借入時年齢が満50歳以下の方が対象)。2023年7月には引受保険会社をライフネット生命に変更し、保障内容を大きく拡充しました(2026年9月8日時点の内容です)。無料で付帯する主な保障は次のとおりです。

無料の疾病保障 その1「がん・4疾病50%保障団信」

所定の悪性新生物(がん)と診断確定されると住宅ローンの残高の50%が保障され、2023年の拡充で急性心筋梗塞・脳卒中・肝疾患・腎疾患の4疾病で所定の状態になった場合も残高の50%が保障されるようになりました(がん診断保障と4疾病保障はいずれか1回のみ)。ただし責任開始日からその日を含めて90日以内に診断された場合は対象外で、上皮内がんや皮膚がん(悪性黒色腫を除く)も対象になりません。「診断されれば必ず半分になる」と単純化せず、免責の条件まで把握しておきましょう。がんだけでなく、日本人に多い生活習慣病由来の重い病気まで無料でカバーされる点が大きな特徴です。2人に1人ががんと診断されるとされる日本では、長期返済となる住宅ローンで治療費・入院費が発生したときに返済負担を軽減できる意義は小さくありません。

無料の疾病保障 その2「全疾病長期入院保障」

すべての病気(精神障害を除く)やケガで入院が31日連続し、その後も入院が継続して合計180日以上となったとき、住宅ローン残高の100%が保障されます。こちらも上乗せ金利なしの付帯です。「入院が31日連続する」ことが起点である点は、条件を正しく理解しておきたいところです。

無料の疾病保障 その3「月次返済保障」

すべての病気(精神障害を除く)やケガで入院が31日連続し、その後も入院が継続して30日に達するごとに、月々の住宅ローン返済額が保障されます(継続した入院に対し5回を限度/通算36回を限度)。長期入院に至る前の段階から毎月の返済をカバーできるため、就業が難しくなった際の家計の支えになります。

さらに手厚くしたい場合の上乗せ保障

がんへの保障をさらに厚くしたい場合は、がん100%保障団信(上乗せ金利+年0.050%)を選べます。がんと診断確定されると住宅ローン残高が全額保障される内容です。給付金なども含めてより充実させたい場合はがん100%保障団信プレミアム(上乗せ金利+年0.150%)があり、4疾病で残高100%保障になるほか、がん診断時100万円・上皮内がん50万円・先進医療(通算2,000万円まで)などの給付金が付きます。また、健康上の理由で通常の団信に加入できない方向けのワイド団信(上乗せ金利+年0.300%・65歳以下が対象)も用意されています。

※上乗せ金利0円の特約付き団信(がん・4疾病50%保障、全疾病長期入院保障、月次返済保障)は、借入時年齢が満50歳以下の方が対象です。51歳以上の方が選べるのは一般団信とワイド団信になります。また、50歳以下で一般団信(特約なし)を選ぶ場合には専用の金利プランが適用されます。上記の保障内容は2025年1月14日以降に借り入れた方が対象で、それ以前の契約は上乗せ金利が異なります(2026年9月8日時点・引受保険会社はライフネット生命保険)。

ペアローンで組むなら「連生団信」の上乗せ金利も計算に入れる

共働きでペアローンを組む場合、auじぶん銀行にはペアローン連生団信があります。2人のどちらか一方に万一のことがあったとき、2人分の住宅ローン残高が保障される仕組みです。ただし単独加入と違い、連生団信では上乗せ金利が発生します。

プラン(50歳以下)単独加入の上乗せ金利ペアローン連生団信の上乗せ金利
がん50%保障団信(4疾病付き)なし年0.300%
がん100%保障団信年0.050%年0.350%
がん100%保障団信プレミアム年0.150%年0.450%
一般団信なし(一般団信限定金利を適用)年0.200%

※2026年9月8日にauじぶん銀行公式サイトで確認。ペアローン連生団信は2人が同じプランを選ぶ必要があり、いずれかがワイド団信になる場合は利用できません。

ここは「無料の団信が売り」というイメージだけで判断すると総支払額を読み違えるポイントです。ペアローンで連生団信を選ぶと、上乗せ金利0.300%が2本の契約それぞれに乗ります。保障の価値は大きいものの、単独団信でそれぞれ加入する場合との差額を、返済期間全体の利息で比べてから決めるのが合理的です。あわせて、保険金が支払われた際に、支払事由に該当していない側の免除された債務が一時所得として所得税の課税対象になる点も、公式の注意事項として明記されています。団信の詳細はauじぶん銀行 公式「団体信用生命保険」で確認してください。

ネット銀行の低金利とKDDI・三菱UFJグループの安心感

「スマホで完結できる新しい住宅ローン」を掲げて開発された商品は、紙の書類ではなくWeb上の記録で手続きを完了させます。審査時間の短縮にも力を入れており、ネット銀行特有の低金利・利便性と、KDDI・三菱UFJグループというバックボーンの信頼性を併せ持つ点が、注目度の高い理由です。

auじぶん銀行の住宅ローン よくある質問

Q. 上乗せ金利0円の疾病保障は誰でも付けられますか?

A. いいえ。上乗せ金利0円の「がん・4疾病50%保障」「全疾病長期入院保障」「月次返済保障」は、借入時年齢が満50歳以下の方が対象です。51歳以上の方が選べるのは一般団信とワイド団信になります。年齢が近い方は、保障の内容が変わる前に検討を進めておくとよいでしょう。

Q. 「がん100%保障」と「がん100%保障団信プレミアム」の違いは何ですか?

A. がん100%保障団信(+年0.050%)は、がんと診断確定されると住宅ローン残高が0円になる保障です。プレミアム(+年0.150%)はこれに4疾病での残高100%保障が加わり、さらにがん診断時100万円・上皮内がん50万円・がん先進医療(通算2,000万円まで)などの給付金が付きます。保障の厚みと上乗せ金利のバランスで選びましょう。

Q. 保証料0円なのに金利が上がることはありますか?

A. あります。原則として保証料は0円ですが、審査結果によっては保証会社を利用し、保証料相当額を上乗せした金利が適用される場合があります。この場合も別途の保証料支払いは発生しません。総支払額は「金利+事務手数料」で比較しましょう。

Q. auじぶん銀行の繰上返済に手数料はかかりますか?

A. 一部繰上返済は無料です。全額繰上返済(期日前完済)は変動金利適用中なら無料、固定金利適用中は33,000円(税込)がかかります(契約ごとに発生するため、ミックスで2契約なら2件分)。固定期間中の売却や借り換えを想定している場合は、この手数料も総コストに含めて考えてください。

Q. ペアローンで組むと団信の上乗せ金利はどうなりますか?

A. ペアローン連生団信を選ぶ場合、単独加入では0円のがん50%保障団信でも年0.300%の上乗せが発生します(がん100%は年0.350%、プレミアムは年0.450%、一般団信は年0.200%)。2人分の残高が保障される代わりのコストなので、単独団信で別々に加入する場合との差額を返済期間全体で比較して判断しましょう。

まとめ|「無料の保障」を総支払額に置き換えて比べる

auじぶん銀行は、事務手数料2.20%(税込)という標準的なコスト構造の上に、上乗せ金利0円で5つの重大疾病保障と入院保障を載せているのが実質的な強みです。同じ手数料率のネット銀行と比べるなら、「同等の保障を他行で付けたら上乗せ金利が何%必要か」に換算して比較すると、金利表の数字だけでは見えない差がはっきりします。一方で、51歳以上・ペアローン連生団信・固定金利中の完済といった条件では前提が変わるため、自分のケースに当てはめて確認してください。

諸費用の分かりやすさや店舗相談との両立を重視するなら、SBI新生銀行の住宅ローン(総支払額で解説)も比較対象になります。属性面に不安がある方は派遣社員の住宅ローン審査の記事もあわせてご覧ください。

※本記事の金利・手数料・保障内容は2026年9月時点で公式サイトにて確認した内容です。改定されることがあるため、最新情報は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

参考・出典
auじぶん銀行 団体信用生命保険auじぶん銀行 手数料・諸費用auじぶん銀行 住宅ローンの金利(新規お借り入れ)

 auじぶん銀行 口コミ・レビュー
dansei_comment 年齢:40代 性別:男性 職業:会社員 借入れ銀行:auじぶん銀行

家を買おうと思っていたところ、マイナス金利で金利が下がったことで決心しました。 以前から、住宅ローンのことや銀行の比較などを考えていて、今借りるなら変動金利にしようと思っていました。変動金利では、auじぶん銀行、ソニー銀行が低金利だったので、この2社に申込みました。 年収は650万円で借入希望額は2900万円で、両方共審査に合格できました。ここで今度はこの2社のどちらにするか悩む事になりましたが、決め手になったのはがん50%保障団信です。ソニー銀行では団信以外に無料で付く保障はなく、auじぶん銀行に決めました。 手続きの書類に関しても手間はかかりましたが、思っていたほど難しいことはなくこれで返済額が大幅に減るのであれば絶対にチャレンジしてみるべきです。 住宅メーカに勧められるままに住宅ローンを申し込むのではなく、最近はこういった比較サイトが充実しているので一回返済総額を比べてみるとやる気も出てくると思いますよ。

dansei_comment 年齢:30代 性別:男性 職業:公務員 借入れ銀行:auじぶん銀行

マイナス金利導入で、住宅ローン金利が上がらないだろうと予想して金利タイプは変動金利に決めていました。 ネットで金利を比較して、変動金利の低い、auじぶん銀行、ドコモの銀行(旧・住信SBIネット銀行)、ソニー銀行の3つの候補に絞りました。この3つ全てに申込み、審査を通ったのが、auじぶん銀行とドコモの銀行でした。どちらも無料の疾病保障がついていたので、悩んだ結果、親族にがんを患った人が多く、私も定期的に健診を行っていたので、がんに特化して対応してくれる「がん50%保障団信」は決め手になりました。 口コミで皆さんがおっしゃっている通り、書類の用意や同意は全て自分で行うのでやはり大変でした。その辺りはネット銀行では仕方ないことかもしれません。その代わりに金利が低いと言い聞かせて頑張りました。審査の申込みから合格?までは1ヶ月かかりました。マイナス金利以降、申込みが増えているため通常より時間がかかっているそうです。 住宅ローンを申し込んだ時の状況としては、車のローン、キャッシング、リボ払いなどはなく、キャッシュカードは3枚持っていましたが審査には問題なかったようです。意外に携帯電話の割賦払いで信用情報に傷がつくことがあるそうで、事前に確認しておきました。 住宅ローンをネット銀行で申し込むなら、今はネットで金利の比較から住宅ローンで気をつけなければいけないチェックポイントなども簡単に調べられるので、事前の下調べをしておくと、申込みもスムーズになると思います。はじめからネット銀行を希望していても、窓口のある銀行で相談してみるのも良かったかもしれません。 無事にauじぶん銀行で契約できましたが、申し込む際は、時間的なゆとりを持っておくと良いと思います。

dansei_comment 年齢:30代 性別:男性 職業:会社員 借入れ銀行:auじぶん銀行

30代の会社員です。購入物件は、3800万円の新築建売住宅でした。 色々と銀行を比較したのですが、どうせなら金利の低いネット銀行にダメ元で申込みました。審査には、auじぶん銀行の他に、ドコモの銀行、ソニー銀行の3つのネット銀行に申込みました。審査に通った銀行の中から、がん50%保障団信というがんと診断されただけで保障されるという事で、親族にがんが多い私には安心の保障であるためauじぶん銀行を選びました。 変動金利の最低金利で借入できましたし、マイナス金利のうちにガンガン繰上返済をして元本を減らしたいと思います。 ただ、ちょうど、マイナス金利で借り換えの申込みが殺到していたらしいのですが、審査は宣伝よりも時間がかかりました。

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住宅ローン比較ネット 編集部

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